第1話---どーしようもない恋





どーしようもないくらい  きみがすき。




麻衣「たつやーおはよ」


達哉「おー、今日もアホ面ー」
麻衣「うっさいバカ」



ばか。






すき。





少しでも、話せるのが  幸せ





   渡瀬 麻衣  watase  mai

   新山 達哉  niyama  tatsuya





高1。夏





麻衣「あー・・・・・・好き。」

千穂「・・・・・・あんたよく飽きないね」
麻衣「はいー?」
千穂「そんな毎日好き好き言ってて」
麻衣「だって好きなんだもーん」
千穂「そんな好きなら早く告れよ」
麻衣「バカーー。告白なんてしないよバカー」
千穂「じゃーもうあきらめなって!」
麻衣「・・・・・・・・・・・・。」



達哉と出逢ったのは高校の入学式の日

おんなじクラスで、
いきなり話しかけてきて
最初は馴れ馴れしい人だなって思ったけど

笑った顔が無邪気でかわいくて、でもかっこよくて。


気付いたら好きになってた
いつのまにか、こんな好きになってた



でも達哉は、かっこよくてモテる


この夏までにあたしの知ってる中じゃ・・・・・
29人に告白されてる

それを達哉はみんな断ってる


なのに、あたしが告ったところで
うまくいくはずないよ


あたしは付き合わなくても
そばにいれればいいから、一緒に笑ってられたらそれでいいから
告白なんてしないよ


今の関係がなくなるのは嫌だもん















達哉「麻ー衣ちゃん」

麻衣「"ちゃん"キモいよ?」
達哉「うるせ、ねぇ現社のノート見して」
麻衣「えーやだ」
達哉「お願いっ、俺次あたるんだよ」
麻衣「・・・しょーがないなぁ」
達哉「よっしゃ!さんきゅ」


あー・・・行っちゃった
もっと話してたかったなー
まぁ・・・・会話だったのかわかんないけど。


もっともっと達哉に近づきたい


付き合わなくていいなんて嘘だよ
ほんとは達哉にあたしのこと見てほしいよ





ねぇ達哉、あたし


どーしようもないくらい達哉がすきだよ。






/第2話---お誘い


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送