第10話---花火大会





気付けば、ついに、今日。




麻衣「長かったぁー・・・。」




今日は、    花火大会の日。





・・・・・・・・早く達哉に、会いたいなぁ・・・

今何してんのかなあー・・・・・




待ち合わせは、6時に土手。





ピリリリリ



あ・・・千穂だ




麻衣「はーい、もしもし」
千穂『麻衣ー?今日暇ー?』
麻衣「ふふ、むふふふっ」
千穂『な、なに?きもいよ』
麻衣「今日・・・・・・デートなのv」
千穂『あ、今日だっけ?花火大会』
麻衣「あぁ・・・はい、まあ。」
千穂『誰だよっ。』
麻衣「あ、でも6時土手だからそれまで時間あるよー」
千穂『ほんと?じゃそれまで遊んでよーよ。買い物行きたいし』
麻衣「いーよぉ」
千穂『じゃーあとで』
麻衣「あーい」








あー・・・てか今日何着ていこぉ
今更だけど
緊張すんなあ




千穂「おっそい!」 麻衣「ごめんごめん」 あー、楽しみでしょうがない てか達哉に会いたくてしょうがない 頭の中には達哉しかいないです。はい 千穂「いいなぁ麻衣」 麻衣「へ?」 千穂「好きな人とでぇとしちゃってさぁ」 麻衣「え?あは?あははは」 千穂「まぁ今日が勝負の日か!」 麻衣「は?勝負?」 千穂「今日こそ告白するでしょ?」   え 麻衣「何言ってんのー!しないっつってんじゃん!」 千穂「一生しない気・・・?」 麻衣「・・・・・・ぇ・・・。いや、それは・・・」 千穂「まーた他の女にとられるよっ?」 ・・・・・・・・・・・・・。 麻衣「"また"って!あれは勘違いだし・・・」 千穂「でもほんっとーに新山のことが大好きな、    新山好みの美女が現れちゃったら?!」 麻衣「なんだそれぇ」 千穂「それで付き合うことになっちゃったら、    麻衣はぜーったい後悔すると思うなー」 麻衣「・・・・・・・う・・・。」 千穂「今日しかないんじゃなーい?」 麻衣「え、でも」 千穂「好きなんでしょー新山のことー」 麻衣「好きです。大好きです。」 千穂「それ本人にゆえって」 麻衣「・・・・・・・・・・。」 告白、ねえ・・・ 言おう言おう思っても きっと達哉の前行ったら 緊張しちゃうもん。言えないもん それにさ フラれたらどうすんの? あたしもうほんと死んじゃうって・・・。(オイ 千穂「あ。」 千穂「麻衣ーあんた新山になんかあげれば?」 麻衣「へ?」 千穂「プレゼント!いつもお世話になってるし?みたいな」 麻衣「なにそれ笑」 千穂「いいじゃんいいじゃん!よしゃ買いにいこ!」 麻衣「あーちょっとぉー」 プレゼントかあー 確かにいいなぁ でも誕生日とかならわかるけどさ・・・ 喜んでくれんのかなあ 麻衣「あ・・・」 千穂「どしたー?いいものあったの?」 麻衣「これ可愛い!」 千穂「ネックレス?」 麻衣「うん!ほしい!」 千穂「お前がかよっ」 麻衣「あ・・・そっか。じゃあ・・・・これ達哉に買おっかなー・・・」 千穂「ペアで買っちゃえば?笑」 麻衣「そんな・・・付き合ってもないのに買えませんよ」 男の子の趣味ってわかんないなぁ・・・ でも達哉の私服見る限り このネックレス似合いそうなんだよねぇ・・・ 麻衣「・・・・・・・」 いっか 千穂「ま、あたしは期待してるよ」 麻衣「・・・・・はいはい。」 告白・・・・・ きっと そのときの雰囲気になんないとわかんないよ
麻衣「うわー・・・・・・早すぎた」 どんだけ楽しみなのあたし。 早く達哉に会いたいなあー 早く来てよー 麻衣「・・・・・・達哉ー・・・早くー・・・・」 達哉「はーいお呼びですかー」 麻衣「う・・・わぁっ!!」 達哉「バカ。驚きすぎ・・・」 麻衣「だ、だって」 不意打ちだよー! でも       やっと会えた。 達哉「はは。早く来すぎちったね」 麻衣「うん・・・。暇だったし・・・」 達哉に、会いたかったし。 達哉「俺は結構忙しかったけどね」 麻衣「えっ、今日来てよかったの?」 達哉「いや、それは全然!まぁいろいろと・・・ね」 麻衣「?そっかあー・・・」 なんか 緊張 しちゃうなぁ 達哉見るの久しぶりなんだもん 達哉「夏休み最後の日を麻衣と過ごすとわねー」 麻衣「え゛っ嫌なら別にいーんですけどっっ」 達哉「はは。うそうそ」 麻衣「あ、いっぱい人きたねー」 達哉「ほんとだーそろそろかぁ」 麻衣「あ、始まったぁ」 達哉「なんかここ人多すぎじゃねぇ?」 麻衣「確かに・・・」 達哉「もっといい場所知ってんだけど、行く?」 麻衣「いい場所?」 達哉「行こ」 わっ 達哉は、あたしの手を軽く握って引っ張った 麻衣「・・・・・・・」 達哉の体温が伝わる ドキドキが、とまんないよ ・・・・ヤバイ。おかしくなる・・・。 またさ・・・そんな軽く手なんかよく握れちゃうよね・・・・。 バカ。鈍感。 あたしなんか、 息するのにいっぱいいっぱいなのに きっと、あたしを こんな気持ちにさせてくれるのは 達哉しかいないね

/第11話---おそろい


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