第35話---学校





次の日、何事もなかったように学校に行く。









今日から、距離置かないんだ
元に戻れるんだ。










―学校





靴箱で、靴を履き替えていると

ポンッ


と誰かに頭を叩かれた。




麻衣「・・・」


ビックリして後ろを振り向くと



達哉「はよ」



達哉がいた












麻衣「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お、はよっ」


達哉「えっ、お前なんで泣きそうな顔してんのっ?汗」



・・・う

麻衣「泣きそうな顔なんてしてないよっ」
達哉「してた!」
麻衣「してないっ!」
達哉「しーてーた!なんかあったの?」
麻衣「違うよっ!嬉しかっただけ!」


達哉「え?」
麻衣「だって、昨日まで目合わせてもシカトだったもん」
達哉「ごめんって」
麻衣「だから・・・・戻れて嬉しかったの」


達哉「・・・・・・・・・・・・ぷ。ばーか」


麻衣「ばか!?」


達哉「うん、バカ」
麻衣「うるさいっ」
達哉「ははっ」



こうやって、学校で顔を合わせて笑えるだけで
こんなにも嬉しいものなんだね



もう二度と距離なんて置きたくないっ!!

































千穂「おはよ!」
麻衣「あ、千穂!おはよー♪」
千穂「?なんかあったっしょ?」
麻衣「え、?」
千穂「つい昨日まで死にそうな顔だったのに」
麻衣「え」
千穂「今すごい幸せそうー」
麻衣「あ・・・・」



そうだっ千穂に何も言ってなかった!!!!!!














千穂「へー・・・・フーン」 距離置いてたこと、理由、昨日戻ったことを 全部千穂に話した。 麻衣「お、怒ってる!?」 千穂「・・・・・・・・・。」 千穂「麻衣にとって・・・あたしってそんなものなのかぁ・・・」 麻衣「そんなこと・・・」 千穂「悲しいな・・・・」 麻衣「違うよ!千穂は一番大事な親友だよっ!!」 ・・・・れ。今あたし、恥ずかしいことゆった? 千穂「・・・・・・・ぷ。アホー」 麻衣「アホ?」 千穂「怒ってないからぁー!何恥ずかしいこと言ってんだ!」 麻衣「だ、だましたな〜!」 千穂「だって実際ちょっと寂しかったしい〜」 麻衣「あ、・・・ごめん」 千穂「もう絶対なんでも話せっ」 麻衣「は、はいっ!」 麻衣「ね、千穂は恋とかしないの?」 千穂「恋っ?あたしには縁のない話だよ!今は部活優先★」 麻衣「そっかー。いつかWデートとかしたいな♪」 千穂「・・・いつかね」 千穂、綺麗だからモテんのになー そんな大親友千穂の恋物語は、 もうちょっと先の話である。


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