第5話---変わんない気持ち



今更 達哉をあきらめるなんてできないよ

たとえ達哉が
あんな綺麗な人と付き合ってても
あたしの心には達哉しかいない
達哉以外 考えられないの


麻衣「ハァ・・・・・・。」


こんなに好きだったんだ、あたし

わかってたけど。




なんかやる気おきないなー・・・・・・

てか
彼女できたのに
花火大会あたしと二人で行ってくれるわけないよね?
うん、そーだよ・・・
断られる絶対!
どーしよう、ショックでかいよー





夏休み、こんな形で始まるなんて







あーぁ。
バイトでもしよっかなぁ・・・
夏休み暇だし
お金ないし

じっとしてたら 達哉のことばっか考えちゃう

好きなのは、変わらないけど


うん、バイトしよっ







千穂も誘ってみよっかなー






トゥルルルルル



千穂『はぁい、もしもーし』

麻衣「あーもしもし千穂ー?」
千穂『どしたのー?』
麻衣「あーあのさぁ、バイトしよっかなーって思ってさぁ
   千穂もバイトしない?」
千穂『バイトかぁー、あたし部活あるからなぁー。う〜ん・・・やめとく!』
麻衣「あ、そっか。」

部活やってると忙しいもんね、だいぶ

千穂『あ。』
麻衣「ん?何?」
千穂『いいバイト先紹介したげよっか?』
麻衣「あ!うん!教えて!」
千穂『えとねー、ここからじゃちょっと遠いんだけどー・・・』







麻衣「えっと、今日からよろしくお願いします!」 店長「うんよろしくねー」 千穂が紹介してくれたお店は 電車で2駅くらいのところにあって 名前は "Expression" 夜カフェみたいな感じのところ。 営業時間は 午後3時から朝の2時までってゆう珍しいお店 年齢は18歳って嘘ついちゃってるけど・・・。 あたしの勤務時間は夜6時から夜10時まで 時給なんと1000円!! まじ頑張るぞっ!と 店長「ちょっと待っててな」 麻衣「あ、はい」 店長「達哉ー、ちょっとこいー」 え・・・・・・・・・・・? 新山達哉?・・・・なわけないか   「あっ、はいっ」 達哉「なんすかぁー?・・・・・・・・・えっ?!」 店長「この子、今日から入るからいろいろ教えてやって」 ・・・・・・・・・・・・嘘。  うそ うそっ 達哉「は、い・・・わかりました」 店長「じゃー俺ちょっと出かけるから!あとよろしくな」 達哉「・・・はい」 達哉「・・・・・・・・・・・・・。」 麻衣「・・・・・・・・・・・・・。」 達哉が、目の前にいる・・・ ・・・・・・・・・・・・・あ。 千穂『そこ、めっちゃいいところみたいだから!』 麻衣「そーなんだ」 千穂『やる時間は6時から10時のやつがいいよ!絶対!』 麻衣「そなの?うん。わかったー、ありがと」 千穂『絶対楽しいからv』 麻衣「うん?」 千穂、達哉がバイトしてること知ってたんだ・・・ まんまとハメられたぁ・・・・・・。 前までのあたしなら すごくすごく嬉しいんだけど 昨日の今日で達哉を見るのはちょっときつくて・・・ 素直に、嬉しい とは思えなくて。 達哉「なんでバイトなんか始めたの?」 麻衣「えっ?」 急に話しかけないでよっ、ビックリするじゃんー・・・・ 麻衣「や、暇だったし。千穂に紹介されて・・・」 達哉「そなんだ、お前んちから遠くない?」 麻衣「うん、でもいいところって聞いてたし」 千穂の"いいところ"ってのは あたしにとってのいいところで それは   達哉がいるから   だったんだろーなぁ そんなこと、達哉には口が滑っても言えないけど 達哉「ま、時給かなり高いしねv」 麻衣「ね!そんなに儲かるの?」 達哉「うん。だいぶ客入るし、物の値段も高いからねー」 麻衣「達哉、いつからここでバイトしてんの?」 達哉「んー、高校入ってから」 麻衣「そーなの?ずっとやってるんだ、偉いね・・・」 達哉「偉いかぁー?俺んち親父いないから、俺が稼がないとね」 麻衣「えっ、そー・・・・なの?」 達哉「あ、そんな深刻になんなよっ?もう慣れてることだし」 お父さん、いないの? 達哉「中2のときにねー、病気で」 麻衣「そ、なんだ」 達哉「ここの店長とは昔っからの知り合いでさ」 あたし、達哉のこと  ほんとに何にも知らないんだ・・・・・ 麻衣「もっと、達哉のこと知りたいな」 達哉「え?」 麻衣「達哉、頑張ってんだもんっ、偉いよ」 達哉「ぁ・・・・いえいえ。さんきゅ」 達哉「俺もお前のこと知りたいけどね」 麻衣「へっ?」 達哉「どーしたらそんなバカになれんのかっ笑」 麻衣「うっ!うるさいなぁーっ」 ちょっとだけ期待しちゃう自分がバカみたいで どーしようもないけど 達哉のことを好きってゆう気持ちは 変わんないみたいだよ

/第6話---恋愛って


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