第6話---恋愛って



恋 ってなんか むずかしいね



千穂「よぉーっすv」

麻衣「・・・。」
千穂「なんかいーことあったりしたー?v」
麻衣「ハア・・・」
千穂「なんでため息ついてんのよー、同じバイトに
   なってよかったじゃん♪」
麻衣「・・・・・・・・切ないの」
千穂「はぁ・・・?」
麻衣「うれしいけどっ、達哉には彼女がぁ・・・・」


もし、もし
達哉の彼女になれたら

いっぱいいっぱいデートもして
手も繋いじゃって
抱き合ったり、チューも何回だって
できちゃうんだよね・・・?

そう考えると
自分がその立場じゃないのが
すごくすごく
切なくて。





千穂「やっぱ・・・奪うしかないよねー」


麻衣「うん、奪・・・・・・・・はぁっ!?」
千穂「リアクションでかいよ」
麻衣「何ゆってんの、そんなことできるはずないし・・・」
千穂「じゃーあきらめればぁー?」
麻衣「・・・・・・・。」
千穂「奪う勇気もないならさっ」
麻衣「そんな・・・・・・・」


達哉をあきらめるなんて できないもん


千穂「あっちは先輩、あんたは同じクラス」
麻衣「??」
千穂「こっちのが有利な状況じゃん」
麻衣「あ・・・」


確かに。


麻衣「でも、あっちのが断然美人だったじゃんっ」
千穂「まぁね」
麻衣「・・・(悲」
千穂「まぁ今日はそんなこと忘れて、街でもいこっか」
麻衣「うんっっ」


うじうじしてたって
しょうがないんだよね























































麻衣「今日はもう明日までオールだーぁ」
千穂「もう10時だけどー」
麻衣「いいじゃん今日だけっ」
千穂「まぁ大丈夫だけどさ」


一人になったら
切なくて、悲しい気分になるから・・・








千穂「麻衣っ、あれって・・・」
麻衣「え?」


千穂「・・・新山の彼女じゃん・・・・?」



・・・・・・・・・・・。



麻衣「・・・・・・・・・・なんで」




ダッ




千穂「あっ!麻衣!」





あのとき、達哉に告白してた先輩は
他の男の人と
手を繋いで 楽しそうに歩いてた










麻衣「あのっ・・・」




−−「?」
男 「ん、何知り合い?」
−−「知らないけど?なぁに?」



なぁに?じゃなくて・・・・・・・・・



麻衣「何やってるんですか?」
−−「え?」
麻衣「達哉がいるのにっ」
−−「たつや?あぁ・・・って、え?」
麻衣「達哉の気持ち、大事にしてくださいっ!」


この先輩は
達哉のこと好きなんでしょ?
だからあんなに
しつこくせまってたんでしょ?

なのになんで
他の人と手繋いで楽しそうに歩けるの?


達哉の気持ちはどうなるの―――−-・・・



麻衣「達哉が、かわいそうだよっ・・・・・」


やばい、泣きそう


−−「ちょ、あのね・・・」
麻衣「失礼しますっ!」


ダッ


−−「あ!ちょっとっ」






千穂「麻衣ーっ、待ってよぉ!」
















麻衣「ぅぇ・・・・・っく・・・・・・ぅぅ・・・っ」


千穂「・・・麻衣ー・・・」
麻衣「なんで、あんなことができんのっ・・・」
千穂「・・・」
麻衣「達哉はどーなるのっ・・・?」
千穂「・・・」
麻衣「ひどいよぉ・・・っ・・・」



何がなんだか わけわかんない

あの先輩は
達哉のこと好きなんだよね?

なんで他の人と手繋げるの?
仲良さそうに歩けるの?

告白のとき
あんなにしつこくねばって
達哉が

「わかりました。そんなに言うなら・・・」

ってさぁ・・・・・。
オッケーしたのにっ


達哉の気持ちはどうなるの?




恋愛ってなんなんだろうね


嫌んなる





麻衣「あー・・・腫れ上がってるや・・・」 朝、鏡を見たら目がすごく腫れてた 昨日はなんかもう 今まで溜めてたものが 一気に出てしまった感じ・・・。 あ・・・今日、バイトだぁ・・・ 達哉に会うのかぁ・・・ 会えるのは、うれしいんだけど でもきっと 顔見たらあたし泣きそうになる・・・ どーしよう・・・休んじゃおうか ピリリリリ 麻衣「・・・・はい、・・・・もしもし?」 誰だよ・・・   『麻衣?俺。わかる?』 麻衣「・・・・・・・・・・達哉・・・・・?」 達哉『そう、正解』 ・・・・・・・・・・・・・・・。 なんで・・・・・? 達哉『今ひま?』 麻衣「え?うん、ひまだけど・・・」 達哉『出てこれる?』 麻衣「え?」 達哉『今お前んちの前!』 麻衣「・・・・・・・・・・。」 麻衣「えっ!!!!」 あたしはダッシュで 窓を開けた。 下を見下ろすと、 達哉が笑いながらこっちを見てた 達哉「よーぉ」 麻衣「達哉っ、どしたのっ」 達哉「遊びいこーぜっ」 麻衣「遊・・・・・・えっ?」 達哉「とりあえず寝巻きから私服に着替ればっ?(笑」 麻衣「あ!」 恥ずっ・・・・ 麻衣「・・・・おはよぉ」 達哉「よ、じゃー行くかっ」 麻衣「ちょ、どこに?」 達哉「とりあえず、ついてこい」 麻衣「えぇ?ちょっ・・・」 達哉に手を引っ張られた。 どーしよう ドキドキ感が止まんない

/第7話---達哉に出逢えて


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