第7話---達哉に出逢えて



ねぇ 達哉といると
すごいすごいドキドキするんだよ

これ以上あたしを
こんな気持ちにさせてくれる人は
きっと達哉以外にいないんじゃないかって思う



麻衣「達哉っ、どこ行くのっ?」
達哉「どこ行きたい?」
麻衣「えぇっ」
達哉「どこでもいーから連れてってやる」
麻衣「んー・・・・・」


そんなこと、急に言われてもなぁ・・・

「ついてこい」ってゆったくせにー・・・


麻衣「・・・あ」










達哉「なんでこんな昼間っから学校?」 麻衣「来たかったのっ」 達哉「もっといいとこ連れてってやったのに」 麻衣「いーいの」 初めて達哉を見かけた場所に 行きたかったの 麻衣「屋上行こっ」 達哉「屋上?」 麻衣「うわー風気持ちいいねっ」 達哉「ん。俺ここ好きだわー」 麻衣「あたしも大好き」 初めて達哉を見たのは、入学式のちょっと前 教室に行く前に 屋上までの階段が目についちゃって いけないってわかってても ついつい上がってっちゃった 中学のときは 屋上とか行けなかったから どんな感じなんだろうって思ってて すごい興味あったんだ――― 麻衣「わー風気持ちいぃ」 中学のとき、いろいろあって まだちょっと 悩んでたときのことだった だからどうしても気分が上がらなくて。 屋上に上がって周りを見た さすがに、誰もいないよねー・・・。 そう思ってたら 寝転がってる 一人の男の子を見つけた 先輩・・・かなぁ。 気になってつい目入っちゃったんだ すごくすごく 気持ち良さそうに寝てたから。 それに 何故だかわかんないけど どーしても気になっちゃって。 ずっとずっと 見てたんだ そしたら   「おしっ。」 その男の子は 急に立ち上がって、こっちに歩いてきた あたしは焦って目を他のとこに向けた。 すれ違った瞬間 ちょっとドキっとしたの でもそれは、恋とかそんなんじゃなかったと  思う おっきいなぁ・・・・・・・・・ 何年生だろう その男の子は屋上から出てった それが達哉だったんだ。 あとから、 同じ年で同じクラスってことわかって ちょっとビックリしたけど きっと、その時から あたしは達哉のことを 好きになる運命だったんだね 達哉はそのとき初めて会ったこと、 気付いてないだろうけど もし達哉と出逢ってなかったら あたしはずっとつまんない人生送ってたかもね ねぇ 今は 達哉に出逢えたことを 感謝してるの すごく すごく。

/第8話---嬉しくて


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