いつも一緒にいた

いつも隣にいた


気がつけば、それが当り前になってた。







 eternity 第1話---告白







鈴子「健太ぁー!」




中山 鈴子  nakayama suzuko




健太「ぅおっ!」



桜井 健太  sakurai kenta




鈴子「・・・・・・・・・やっぱりここにいた。」



学校の屋上。


今日は、晴天で風がよく通ってる



そんな中、のんびりと一人、
真ん中に寝そべってるやつがいる。




健太「おう!鈴子も隣こいや!」
鈴子「いーやーだ」
健太「なんで?すっご気持ちーよ」
鈴子「あのね・・・授業とっくに始まってるんですけど」
健太「授業なんてなー、サボってなんぼなんだよ」
鈴子「なにそれ」



健太とは、幼馴染で、小さい頃からずっと一緒にいる。



鈴子「このままじゃ進級できないっつってたよー?」
健太「うそつけ!俺はテストで点数とってっから余裕だから」
鈴子(・・・・・・・・・・・。)


健太は頭はいいけど、授業をよくサボる。
そして毎回のように屋上に来てる。


幼馴染だからって、
あたしはすぐ健太を呼びに行かされる




・・・・・・・・めんどくさいなぁ。



鈴子「早くしてよーあたしが先生に怒られるんだからぁ」
健太「わぁーかったよ!はいはい、今行きますー」
鈴子「はいダッシュー」
健太「あ〜〜〜〜っ!だりぃ!」



どーせ、教室行っても寝てるだけだけどね。こいつわ。










これがあたしのいつもの日課。








美佳「また健太君女の子とイチャイチャしてるよー?いいの?」 鈴子「えー?別にどうでもいいしー」 健太は女によくモテる。 休み時間はよく女が3人くらい健太の周りにいる たまに他のクラスからも来るしね 美佳「あたし前から聞きたかったんだけどさぁ・・・」 鈴子「なにをー?」 美佳「鈴子ってさぁー、健太君のことどう思ってんの?」 鈴子「え?健太は大事な幼馴染だよ」 美佳「幼馴染・・・ねぇ。」 鈴子「それ意外に何が!?」 美佳「えー?だからほらっ、恋愛感情とか!」 ・・・・・・・・・・恋愛感情・・・・・・・・・ 鈴子「あーっはっはっはっは!」 美佳「何笑ってんのーっ」 鈴子「ありえないってー!だって、健太だよ?!」 美佳「健太君かっこいいじゃーん!」 鈴子「あたしには"かっこいい"じゃなくて弟的な存在だから」 美佳「そーゆうもんなの?」 鈴子「そーゆうもん!」 美佳「ふーん・・・」 ずっと一緒にいるからか 健太のこと、なんか"男の子"って 思えないんだよねぇ・・・・・。 でも、健太ほど話してて飽きなくて 仲良くなれるやつはいないと思う 美佳「じゃぁ、やっぱ鈴子は嶋田みたいな    大人っぽいやつがいーんだ?」 鈴子「え?何言ってんのっ、バカっ・・・」 同じクラスの嶋田隆史(しまだたかし)君は 今あたしの中で一番気になる存在で・・・。 もちろん、健太と違って"男の子"として! 好きって感情まではいってないと思うんだけど・・・ 鈴子「嶋田君は、大人っぽいしかっこいいよね・・・」 美佳「まぁモテるよねっ!でもうちは健太君派かなぁ」 鈴子「なんでぇ?!ガキの健太とは比べものになりませんっ」 健太なんかどーでもいいから、 嶋田君ともっとしゃべったりできたらいーのになぁ・・・。
鈴子「社会科資料室って・・・・・・どこ!!」 この学校の広さなんとかしてよね・・・ 社会科資料室なんて行ったことないよー 鈴子「おもっ・・・・・」 先生もなんでこんなか弱いあたしに こんな重いもの持たせるかなー・・・・ (オイ 鈴子「ぉわっ!!」 !! 最悪ー・・・ 持っていた大量のプリントが落ちた トホホ・・・。 こんなんじゃ昼休み終わっちゃうよ・・・   「大丈夫か?」 ・・・・へ? 嶋田「手伝うよ」 嶋田君!!? 鈴子「あ、ありがとう・・・」 嶋田君・・・優しいなぁ・・・ そしてプリントを拾い終えた。 嶋田「半分持つよ」 鈴子「え、でもっ」 嶋田「いいっていいって」 嶋田君はかっこいい笑顔を見せると 地面に集めたプリントを半分より多めにとって 持っていった。 ・・・・・・・・・・・やっぱ優しいっ!! 嶋田「ここでいんだよな?」 鈴子「あ、うん!ほんとありがとう助かっちゃった」 嶋田「いえいえどういたしまして!」 いやー・・・・やっぱ嶋田君は いつも見てる以上にかっこいいし優しいや・・・。 もっと話したいなぁ・・・ ってそろそろ昼休み終わっちゃう・・・。 教室戻らなきゃ 嶋田「あ、中山!」 鈴子「はい・・・?」 え、なんだろう。 嶋田「俺・・・・・中山のこと好きなんだけど・・・」 鈴子「あはは、ありがとう・・・・・・」 って・・・、ん? ええっ―――――――?! 今、なんて・・・・・・・? ・・・・・・・・・・・・「中山のこと好きなんだけど」・・・・・? え!!! え!!?!???? えーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!! うそっうそっうそっ!!!! 鈴子「ほ、・・・ほんとにっ?」 嶋田「嘘でそんなこと言わないよ」 わーーーー! わーーーー!! あたし、あの嶋田君に告られてんの!!? うそ!?これは夢!? それとも王様ゲームかなんか!?? 嶋田「・・・中山は?俺・・・付き合いたい・・・」 やっぱ・・・・・・・・・・本気? なんであたし!? 真面目に嬉しい・・・・・・・・・・・ 告白されたのなんて 生まれて初めてだよっ!! もし嘘でもいいや・・・・・・・・っ・・・ 鈴子「実は・・・あたしも・・・・・」 嶋田「まじで!?やった!」 とびきりの嶋田君の笑顔。 あたしもつられて笑ってしまった そしてあたしは嶋田君と付き合うことになった。

第2話---キス


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