第20話---また?




その夜は、尚からメールがきてたけど
途中で寝てしまった。


"告白の返事はまだしないで"
ってゆう内容のメールが来たのは覚えてる・・・・





でも、あたしの中は達哉のことでいっぱいで。






昨日・・・・・・抱きしめたのも  


          ・・・また、達哉の気まぐれ?




達哉に抱きしめられたとき

ビックリして
ドキドキして・・・・・・

あたしはまた何かを期待して・・・・・・・・・・






でも期待はしないほうが、いいよね?






尚にいきなり告白されて
達哉にいきなり抱きしめられて・・・・。


なにこの展開・・・・・・・・・・・・。











―――学校




千穂「え、まじっ?」

麻衣「・・・・・うん。」



千穂には、学校にきてすぐに言った。
達哉に抱きしめられたこと。



千穂「なにそれ〜、わかんないね、新山って・・・」
麻衣「・・・・・・・・・・うん」


・・・・・・ほんとだよね。
なんで抱きしめたりするの?





期待しちゃだめだって思いながらも


嬉しかったんだ・・・・・・・・・。




達哉に抱きしめられて



嬉しかったの。



達哉のぬくもりが、離れないの。















――ガラ


そのとき、達哉が教室に入ってきた。



達哉「・・・あ。」


麻衣「あ・・・、おはよ」
達哉「はよ・・・」




なんか、顔合わせらんないや・・・


あたし顔赤くないかな?





朝、挨拶したきり 達哉とは話してない。 なんか、話しかけにくくて・・・。 このまま何もなく帰るんだぁー・・・ つまんないよー 麻衣「あ・・・」 ・・・達哉・・・。 前の方に達哉がいる・・・ 麻衣「たつやーばいばーい」 "ばいばい"だけでも言いたくて 急いでるフリして 小走りで達哉の横を通った 普通に話しかければいいのに・・・・・・・・。 ・・・・・・・・意気地なし。 達哉「・・・おー。あ、麻衣っ・・・」 達哉が、あたしを呼び止めた 麻衣「な、なにっ?」 あたしはすぐ立ち止まった。 達哉「あの、さ・・・・・」 達哉と話しているだけで こんなにドキドキしちゃうなんて すごいなぁ・・・恋って。 達哉「昨日のこと・・・なんだけど」 昨日の、こと? ―――あたしを抱きしめたこと? ・・・・・・もしかして?また? また、なかったことにしてなんて言うの? 達哉「俺・・・」 麻衣「だ、・・・大丈夫!なかったことにするんでしょ?    わかってるって〜!」 達哉の言葉を遮って 明るく振る舞った。 傷付くのが、怖い 麻衣「じゃ・・・ばいばいっ」 また小走りで、達哉の前から逃げた   「麻衣っ」 すると誰かがあたしの名前を呼んで、門のところにいた その姿は、やっぱり尚だった。 麻衣「あれ、尚・・・」 尚 「会いたかったから来た」 ・・・・そんな直球で言わないでよ! 尚 「今日、用事ない?」 麻衣「あ・・・うん特に」 後ろに、達哉・・・いるのに・・・。 尚 「遊び行かね?」 麻衣「あ・・・」 用事ないって言っちゃったしなぁ・・・ 麻衣「・・・いいよ!」 ・・・・・・いっか。 麻衣「じゃー行こっかぁ・・・・」 すると 何故か尚が 達哉のところに行った。 そして、軽く大きな声で一言。 尚 「麻衣は俺がもらうから!」 え!!!!???尚!!? 達哉「・・・・は・・・?・・・」 達哉はあ然としてた。 麻衣「尚、何言ってんの!ばか!行こう」 あたしは 尚の腕を引っ張って、 足早に学校から出ていった。

/第21話---達哉じゃないと


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