第23話---放課後




泣き虫を直したい。

思い込みやすい性格を直したい。





麻衣「はぁ〜・・・・・・涙腺緩すぎ・・・。」



・・・こんな顔じゃぁ教室戻れないよ



結局、誰も使わない、昔の資料室みたいなところで
時間をつぶした。








そして昼になってから教室にいった。



千穂「あんたまた遅刻〜!?」
麻衣「あはは〜ごめんごめん」
千穂「・・・・なんかあったんじゃないの?」

麻衣「えー?なんでぇ?なんもなーいですよーって♪」


わざと明るく振る舞ってみる。
・・・疲れるなぁ・・・。

でもちょっとぐらいのことで
心配かけたくないしね・・・・




・・・達哉はもう教室にいた。


一瞬達哉と目が合った気がしたけど
すぐそらしてしまった。







達哉は、あたしのことこれっぽっちも見てくれてないのかな





達哉にとって、あたしはただの友達なんだ・・・・?







よくわかんないけど、
前「なかったことにして」って言われたときよりも



「お前のこと、幸せにしてくれるっしょ」



そう達哉に言われたときの方が
すごくすごくつらかったんだ。





片想いってこんなにつらかったんだね



なんで達哉のこと好きになったのかな・・・?


もう、自分が嫌になってくるよ・・・






千穂「あ。麻衣ーまた尚君待ってるよー」 麻衣「へ?」 あぁ・・・・そうだ "わかったぁ" ってあのあと送ったんだっけ・・・ 記憶ないや・・・・・・はは。 気分のらないなぁ・・・・・・・・・・ あたし達哉に振り回されすぎなのかな すぐテンション落ちたり上がったり。 まぁーいいや・・・ なんかどうでもよくなってきちゃったし・・・。 行こーっと。 麻衣「じゃーまた明日ねー」 千穂「おーっすばいびー」   「麻衣っ」 麻衣「・・・・・・?」 後ろを振り向くと やっぱりそこにいるのは 誰よりも愛しい人で。 麻衣「なに・・・・?」 達哉「あいつと会うの?」 ・・・なんでそんなこと・・・ 麻衣「・・・会うよ?」 達哉には、関係ないでしょう? 麻衣「だから、・・・ばいばぁい」 達哉「・・・・・・・・・・」 グイッ 麻衣「えっ」 麻衣「・・・達哉っ?・・・・」 達哉はあたしの腕を引っ張った。 そして校舎の方に連れてく 尚 「麻衣っ」 麻衣「尚っ」 尚もその様子に気付いたみたいで 勢いよくこっちに近づいてきた。 尚 「麻衣離せよっ」 達哉「あ?無理。」 ・・・・・・・・・・・達哉・・・・・・? 尚 「お前麻衣のこと好きじゃねーんだろ!?    意味わかんねぇよ!離せっつってんだろ」 尚にも腕を掴まれた ・・・・・ちょっと・・・ やめてよっこんな公衆の面前で!! 何考えてんの二人ともっ 達哉「ぜってぇー離さねぇ」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 だめだ、あたしやっぱり達哉に振り回されてる 先生「こらー!勝手に学校内に入るな!どこ高だ!」 尚 「やべっ」 尚は悔しそうにこっちを見ると 先生に追いつかれる前に門から出た。 達哉は何も言わないで 教室まであたしの腕を引っ張っていった 放課後は、何が起こるかわかんない・・・・・・・・。 ・・・達哉・・・・なんか言ってよ・・・・? またそうやって・・・・・達哉はあたしを振り回すんだ

/第24話---ずっとずっと欲しかったもの


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