eternity  第3話---"幼馴染"の終止符




昨日は、嶋田君と帰った。


けど何話したかあんまりよく覚えてない・・・




あのバカのせいでイライラしてて!!




鈴子「もうっ!」



美佳「ど、どしたの・・・?」

鈴子「べっつにー」
美佳「何何?健太君関係?」
鈴子「なんでわかんのー?」
美佳「そりゃぁわかるよ」
鈴子「そう?もうホントむかつくんだから」
美佳「そういえば健太君今日もサボリ?」

鈴子「・・・・・・・・・・そうみたいだね」



なんかあったんなら・・・話してくれたっていいのに。
あたしってそんなに頼りない?



健太に会うの気まずい。
ってかむかついちゃう・・・。









先生「またいないのかぁー・・・桜井は。」


鈴子「ぜーーったい迎えに行きませんからねっ」

みんなの前で声を張り上げる。
周りは「なんかあったのかなー」とかザワザワする

嶋田君の視線があたしに集中してたのに
あたしは気付かなかった。


先生「でもあいつもそろそろ危ないからなぁー・・・
   進級できなくなるぞ」



・・・・・う



鈴子「・・・わかりました・・・。」


・・・うまいな先生。




さすがにそんな風に言われたら心配になるよ・・・









―――ガチャ ・・・・・・・・・・・もうこの光景何度見たことか・・・。 でも一つ違ったのは、 健太は寝転がってなくて あぐらをかいて、空を見ながら座っていたこと。 鈴子「健太ー?」 健太は振り向かない 健太「・・・・・・・・あんだよ」 まだ不機嫌・・・・・・? 鈴子「授業・・・・・始まる・・・・」 健太「お前・・・さ」 言葉を遮る健太。 鈴子「なに・・・?」 健太「嶋田のこと本気で好きなん?」 鈴子「・・・・・えっ、何急に」 健太「いいじゃん」 鈴子「・・・・好き、だよ」 健太「そ・・・・っか」 寂しそうな健太。  なんで? 健太「じゃぁもう俺に関わんな」 優しい口調で言ってるけど 冷たく聞こえる 鈴子「・・・・・・・・なんで」 健太「嶋田に勘違いされんだろ」 あぁ。そういうこと・・・・・? 鈴子「はは、何言ってんのー?大丈夫だよ」 健太は黙ってこっちを見た 健太「・・・・・・・・・・・・・"幼馴染"だから?」 鈴子「え・・・?」 健太「"幼馴染"だから・・・"大丈夫"なわけ?」 健太の言いたい意味が、よくわからない そのとき、 健太があたしの顔に顔を近づけて 唇が重なった ―――二度目のキス。 健太「これで・・・幼馴染の関係も、終わりな」 あたしは、 何も言えなかった わかっちゃったから。 健太「俺にもう話しかけんな」 鈴子「・・・・・・・・・・・」 そう言って、 屋上から出ていく健太の姿を黙って見ていた。 あたしは 健太の気持ちに気付いちゃったんだ 「これで・・・幼馴染の関係も、終わりな」 気付いちゃったんだ・・・。

/第4話---胸が痛い


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